サブカルworkshop

2021年冬ドラマ視聴状況&年末年始SPドラマ【随時更新予定】

 2021年冬ドラマについて書く前に、年末年始のSPドラマについても書いておこうと思う。(『逃げ恥』はまだ観てないので、観てから書く予定)

岸辺露伴は動かない

 これまで『ジョジョ』に触れずに生きてきたが、今回高橋一生が主演で実写化されるということで、原作1巻を読んだうえで視聴。(ちなみに『ジョジョ』本編も第4章から読み始めてみた)
 1話の「富豪村」から満足の出来。あえてスタンドは見せずにヘブンズ・ドアーを説明し、ヘブンズ・ドアーの描写もお見事。
 脚本を手掛けた小林靖子の構成力はさすがの一言だし、キャスト、衣装、美術、演出すべてが高水準で、原作が独特の世界観ながら、地に足のついた実写化がされており、かなりの傑作。

・教場Ⅱ

 昨年キムタクのこれまでのイメージを覆す役柄で話題を呼んだ作品の続編。
 前作同様、面白かったのだが、謎をやたら後ろに引っ張る傾向があって、構成にやや難があったように思われる。(前作もこんな感じだったっけ?)
 とはいえ、主演の木村拓哉を筆頭に、キャストの熱演は良かったし、また続編を作ってほしい。

・DOCTORS~最強の名医~ 2021新春スペシャ

 前回からもう3年も経ってるのかと思いながら、10年近くシリーズが続いて、キャストが変わってないのすごいなあとも思う。
 基本的にこのシリーズは安定して面白いので、安心して観られる。卓ちゃん(高嶋政伸)が成長しているのかどうかよくわからないが、無事堂上総合病院が創立100周年を迎えられることを祈る。

 

ここからは2021年冬ドラマについて書いていく。
放送日時は関西地方に準拠。
視聴継続確定または予定のドラマのみ記述。

 

月曜日

・監察医 朝顔

 1クール目は、桑原(風間俊介)が異動となって家族と離ればなれになり、平(時任三郎)が東北へ移住した矢先に認知症の疑惑が出たり、万木家に大きな変化が続いたが、後半どのような結末を迎えるのか見届けていこうと思う。第1シリーズってこんな波乱だらけだったかな。
 そういえば、大谷亮平が全然出てこないけど、ゾンビ退治で大変なのだろうか。

火曜日

・青のSPー学校内警察・嶋田隆平ー

 観る前は、スクールポリスが生意気な生徒たちを、警察官の権限を使って強引な方法ながらも教育していくストーリーと勝手にイメージしてたんだけど、ガチの犯罪者が出てくるとは思わなかった。
 面白くないわけじゃないのだが、これからずっと学校内で逮捕者出まくったら、学校の人気ガタ落ちだけど大丈夫?ってツッコミたくなってしまう。(それを言ったら『教場』も生徒が犯罪者だらけでツッコミ所満載だが・・・)
 まあテンポもいいし、ドラマを観てスカッとしたい人にはもってこいの作品だと思う。

水曜日

・相棒 19

 前の記事で、新レギュラーの出雲麗音を扱いきれるかどうかと書いたが、特命係と捜査一課の橋渡し役となっており、ちゃんとドラマにハマっててよかった。
 新年最初のレギュラー回は、みんなのコントが観られて楽しかった。
 あと、内村刑事部長が昨年生まれ変わったが、今後の展開に影響の及ぼすのだろうか。(その場限りの話かもしれない)

 ・ウチの娘は、彼氏が出来ない!!

 本作のタイトル、内容が発表された際、ネット上では「オタクのイメージが古い」とか「恋愛してなくて悪いか」とか言われたが、別にドラマ内でのセリフ=作り手のメッセージっていうわけではないし、そういうネットでの意見こそ価値観の押し付けのような気がするのだが。私は20代前半だが、今時のオタクのいわゆる平均像というものが全く分からないし。ちょっとみなさん敏感すぎませんかと思う。
 とはいえ、まさか初回冒頭からこんなにスベリ散らかすとは思わなかった。「こういうのが面白いんでしょ」って狙って出してる感が強くて、その癖スベってるから痛々しさが尋常じゃなくて。メタネタだって出せば面白いわけじゃないからな。
 浜辺美波ってなんでこんなにドラマの当たりが悪いのだろう。若い子に人気だからか、その人気にあやかって大して企画を練らずにオファーするからだろうか。浜辺美波のために1クール完走することはできるだろうか。

・おじさまと猫

 最初、猫が人形って聞いて不安しかなくて、設定上ブサイクな猫を出さなければならないので致し方無いのかなと思った。実際観てみると、慣れれば悪くないかなと思ったが、やっぱり猫の目が死んでるので、そこに気持ち悪さを感じる。
 ドラマとしては可もなく不可もなくといった感じ。おじさまと猫(人形)に癒されたい人はどうぞ。

木曜日

・夢中さ、君に。

 今注目の漫画家・和山やまの作品を初の映像化。
 ドラマの事前情報なしで視聴したので、『仮面ライダーゼロワン』の高橋文哉と元乃木坂46伊藤万理華が出てるとは知らなかった。
 1話に関しては、前半の林美良(大西流星)編は正直ピンとこなかった。林があまりにも掴み所がなさすぎて、いまいち魅力が伝わってこなかった。後半の二階堂明(高橋文哉)編は、逆にわかりやすく、高橋文哉の陰キャ感もよくて、面白かった。
 2話を観て、林編はそっちを先にした方が、魅力が伝わりやすかったのではないかと思った。

金曜日

・直ちゃんは小学三年生

 1話観たときは、いまいちストーリーに魅力がなくて、単に大人が小学生を演じているのを楽しむだけのドラマに思えた。しかし、2話で、いい意味でのバカバカしさ、つまり小学生たちが下らないことで本気になる感じのストーリーになっていて、かなりいいドラマになっていると思う。
 竹原ピストルは髭面なのに、なんで小学生役に違和感がないのだろう。いや、違和感はあるけど、変なやらしさを感じないというのが正しいのか。
 2話からは小学生役で他にも俳優が出演するので、そこもかなり楽しみ。

土曜日

・書けないッ!?~脚本家 吉丸圭祐の筋書きのない生活~

 今季やってるドラマの中にも、主人公のような、プロデューサーや俳優の無茶ぶりに振り回されている脚本家がいるのかもしれない。(東映特撮は、プロデューサーやバンダイに、脚本家が振り回されているような気もするが・・・)
 脚本を手掛ける・福田靖の実体験が織り交ぜられているのだろう。追い詰められて、頭がツルツルの男の幻覚を見たりしたのだろう。
 普段ドラマを観ている人間からしたら、虚実入り混じりながらでもこういった裏側が見られるのは楽しい。

・ここは今から倫理です。

 中学時代、私は地理や歴史の成績が壊滅的で、高校に進学してからは消去法で倫理・政治経済を選択した。「倫理は選択科目だが、人生において必修科目である」というセリフがあるが、例え人生に役立たなかったとしても、先人たちの考え方を知るだけでも楽しい科目だと思う。
 様々な悩める人を救うドラマになっているだろう。

日曜日

・天国と地獄~サイコな2人~

 殺人鬼と入れ替わるといえば、映画『ザ・スイッチ』の公開が延期となったが、こういった入れ替わりモノの入れ替わりのパターンってどれくらいあるのだろう。『君の名は。』、『パパとムスメの7日間』、『映画 あたしンち』しか知らない。
 こういった入れ替わりモノの醍醐味は、やはり入れ替わってからのキャストの演技だが、綾瀬はるか高橋一生両者とも素晴らしかった。「壁ドンして恫喝する綾瀬はるか、涙目になって怯える高橋一生」、これだけでも十分見応えがある。
 2人の運命はどうなるのか、周りの人間が入れ替わりに気づくのか、今季一の注目作である。

・君と世界が終わる日に

 ゾンビモノをあまり観てこなかったので、その界隈のファンからしたらどうなのかわからないが、自分は概ね満足である。ご都合主義的な展開もあるが、おそらくこれまでのゾンビモノの要素を詰め込んだ作品だと思うがどうなんだろう。
 第2シーズンをHuluでやるのは頂けないが、地上波だけでもちゃんとケリをつけてくれることを祈る。